大震災に学ぶ!宅建(管理)業者のリスクマネジメント〔全宅管理事業説明会〕

2017.02.21

 2017.2.21

 平成29年2月20日(月)午後2時より、(一社)全国賃貸不動産管理業協会(以下、「全宅管理」。)会長・(公社)宮城県宅地建物取引業協会(以下、「宮城宅建」。)会長の佐々木正勝 氏をお迎えし、「東日本大震災に学ぶ! 宅建(管理)業者のリスクマネジメント」と題した全宅管理の事業説明会を開催し、激しい風と冷たい雨・霙が降る中ではありましたが、45名の皆様が参加しました。

 説明会に先立ち、全宅管理副会長・石川宅建会長の吉本重昭 氏より、「全宅管理のように賃貸管理に特化している団体を持っているのは、ハトマークグループの強みであり、充実した支援ツールで会員業務を日々支えている」旨、「東日本大震災を実際に体験した佐々木会長から、生々しい震災当時の状況とその中で得た宅建(管理)業者のあるべき姿についてお話頂く」旨、挨拶がありました。

 第一部では、全宅管理の事業説明として、民泊やそれを悪用した犯罪事例の説明に始まり、サービス管理からの脱却、貸主(オーナー)への啓発施策、迷惑入居者や瑕疵担保責任等の管理業務におけるリスクに対して全宅管理が提供する会員業務支援ツールの必要性、そして時代の潮流の中での賃貸管理の重要性と中小企業の生き残り策についてお話頂きました。
 第二部では、まもなく6年が経過しようとしている東日本大震災の生々しい被災当時の写真や体験談を交え、震災発生時に宅建(管理)業者はどうあるべきか、お話頂きました。

 佐々木会長からは、

  ・・・「全てのインフラの遮断により、当たり前のことが当たり前で無くなるのが一番辛い。」
  ・・・「避難所等では、屋外の見えないところに段ボールで囲みを作り用を足した。」
  ・・・「インバーター付きの発電機等があれば、携帯等も充電できるので便利。」
  ・・・「発生直後から、2人一組チームを組んで、扉をこじ開けるためのバールを持って賃貸住戸
    の扉を一戸ずつ叩いて廻り、入居者の安否確認・救助を行うため昼夜をとして廻った。」
  ・・・「共に震災対応にあたった社員とは一つのパンを分け合いながら食べた。」
  ・・・「避難等で連絡が取れない入居者のため、ダンボールで作った返信専用臨時ポストを設置し、
    所在確認に努めた。」
  ・・・「ライフラインが復旧した際に電気がショートするなどして火災を引き起こす可能性がある
    ので、ブレーカーが切られているか、ガスの元栓が締められているか、確認しつつ注意チラシ
    を貼って廻った。」
  ・・・「貯水槽等の下に蛇口を付けておけば、水が出ない際に命の水となる。」
  ・・・「共同住宅の室外機等が窃盗被害に遭うことが多いので、注意が必要。」
  ・・・「津波が来たら細い道であっても必ず津波を背にして逃げる。そのためにも、日頃から地理
    地形を把握して置くことが重要。」
  ・・・「期間満了による解約手続きに入っていた入居者の実家等が被災し、帰るところが無くなっ
    たという申し出に対し、居室や他の入居予定者等を調整するなど最大限の配慮に努めた。」

 など、自身も被災者の一人であるにもかかわらず、宅建(管理)業者としてどうあるべきかを考え、行動した貴重なご経験・お話をたくさんご教示頂きました。

 会員の皆様には、平成29年2月定期発送において、佐々木会長をはじめとする宮城宅建の会員の皆様が、自身の辛い被災体験の中から得た震災対策をマニュアル化した「東日本大震災から学ぶ! 不動産業者・管理業者のための震災対応マニュアル」をご送付させて頂いておりますので、リスクマネジメントのバイブルとしてご活用下さい。

 全宅管理への入会をご希望される会員の皆様は、下記ホームページからお手続き等をご確認下さい。
 ⇒ (一社)全国賃貸不動産管理業協会ホームページ