創立50周年記念「不動産の日」ふれ愛講演会、盛会裡に終了!!

2017.09.26

 2017.9.26

 平成29年9月23日(土・祝・不動産の日)ホテル金沢 2階「ダイヤモンド」において、主催:石川県宅建協会、後援:国土交通省・石川県・(公社)全国宅地建物取引業協会連合会で、「『不動産の日』ふれ愛講演会」を開催し、300名の皆様にご来場頂きました。
 この講演会は、「これからの住まいと人を考える」をテーマに、消費者の皆様が気軽に不動産に関する制度や知識に触れる機会として石川県宅建協会が毎年開催するもので、今年で9回目を迎えます。
 今年は、主催者である石川県宅建協会が創立50周年を迎える記念すべき年の開催であり、「創立50周年記念」と冠し、例年にも増して大々的に開催致しました。
 司会は、石川テレビ『石川さん情報Live リフレッシュ』にもご出演されている越村江莉さんにお務め頂きました。

 冒頭、石川県宅建協会の吉本重昭 会長より、「人々にとって大切な財産であり、人生の様々な節目を彩る不動産、その節目に携わることのできる我々、宅地建物取引業者は、地域との信頼関係を構築し、そのニーズに応え続け、逃げられない覚悟と責任をもって経験を積み重ねてきたからこそ、創立50周年という「今」に辿り着くことができた。これからも会員である宅地建物取引業者と共に、描く未来の実現に向けて、地域に寄り添う真の存在(リアルパートナー)であり続けることを目指す」旨、挨拶がなされました。次いで、石川県知事 谷本正憲 様からの祝辞を、石川県土木部建築住宅課 課長の熊田康也 様よりご披露頂きました。

 講演に先立ち、今年で7回目を数える「ハトマーク賞児童画コンクール」の表彰式が執り行われました。
 今年のテーマは「ぼくの、わたしの記念日」で、応募総数300点のうち、大賞である「石川県知事賞」と「ハトマーク賞」を受賞した児童とそのご家族6組が表彰されました。
 表彰式では、特別審査員を務めた金沢美術工芸大学デザイン科の環境デザインをご専攻されている鍔 隆弘 教授からの総評とともに各作品が紹介され、ご来場頂きました皆様からの温かい拍手を受け、緊張の中にも少し誇らしげな児童の表情がとても印象的でした。

 講演では、まず、学術講演として、横浜市立大学 国際総合科学部 まちづくりコース 不動産マネジメント論 教授の齋藤広子 氏より、「これからの住まいのあり方」と題してご講演を頂きました。昨今、注目を浴びている空き家問題から始まり、金沢市や他都市が実践している空き家の活用事例、耐震診断や建物状況調査、住宅履歴の確認等中古住宅の見極め方など、不動産の知識を得て、不動産を上手に使い、地域に根差した不動産業者と信頼関係を作り、豊かな暮らしを実現する方法について、お話を頂きました。

 次いで、記念講演として、金沢は作家生活の故郷として縁の深い作家の五木寛之 氏をお迎えし、「金沢の住まいと暮らし」と題したご講演を頂きました。
 講演では、「金沢大学も金沢城の敷地内にあり、香林坊も雑然として活気があった。整然と調和された姿だけでなく、雑然としたダイナミックな姿こそ、本来の都市の姿では」と、街並みについてのご自身のお考えをお話になりました。
 終始、穏やかに、時折笑いを交えつつ進められたご講演に、来場者は大変満足している様子でした。
 
 講演の最後には、五木先生と主催者である石川県宅建協会より、五木先生のサイン入り著書がプレゼントされる企画も行われ、大変楽しく、ためになる講演会になったのではと思います。

 お忙しい中、ご来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。
 微力ではございますが、皆様の生活の中で何かしら一助になれば幸いに存じます。
 来年も是非ご参加下さるようお願い申し上げます。

 ⇒「不動産の日」ふれ愛講演会プログラム
 ⇒ 平成29年9月24日(日)北國新聞第12面、北陸中日新聞第30面