令和元年度空き家対策&住宅耐震セミナーin南加賀を開催‼

2019.07.29

 2019.7.29

 令和元年7月28日(日)午後1時30分より、小松市民センター 2階「セミナールーム」において、『令和元年度空き家対策&住宅耐震セミナーin南加賀』を開催し、当日は大変暑い日でしたが約50名の皆様にご参加頂きました。
 本セミナーは、昨今、社会問題化している空き家問題の解消の一助とするため、石川県宅建協会が白山・南加賀4市1町(白山市・能美市・小松市・加賀市・川北町)の自治体の皆様と連携し、毎年開催しているものです。今年は、小松市が幹事自治体となり、同じく昨今喫緊の課題となっている住宅の耐震化を取り扱う住宅耐震セミナーとの二部構成で開催致しました。

 冒頭、主催者を代表して石川県宅建協会の新谷健二 会長より「全国で空き家が5年前より26万戸増加し、846万戸となった」等、先般発表された総務省統計局「平成30年度土地・住宅統計調査」結果を元に空き家対策の重要性を説く旨の挨拶があり、第一部である空き家対策セミナーがスタートしました。

 セミナーではまず、石川県宅建協会の田中広行 専務理事より、石川県宅建協会が重点事業として取り組む「石川県空き家総合相談窓口に寄せられた相談事例に基づく「空き家に関する相談事例」について幾つかの事例の紹介・説明がなされました。

 次いで、「空き家を取り巻く法律問題について」と題し、毎年、当セミナーでご講義頂いております石川県司法書士会の森 欣史 司法書士より、空き家の発生要因として最も多い相続や相隣関係の視点から、ご自身の著書である「相続百人一首」を元にご講演頂きました。

 休憩を挟み、第二部となる住宅耐震セミナーが始まりました。セミナーでは、「住宅の耐震化について」と題し、石川県土木部建築住宅課の星名 啓 主幹より「8」「56」「150」という大事な3つの数字をキーワードに挙げた住宅の耐震化に関する説明がなされました。

 最後に「リフォーム融資(耐震改修工事)のご案内」として住宅金融支援機構北陸支店の担当者から説明がありました。

 それぞれのセミナーの終了後は、別室にて希望者による個別相談会を開催し、行政機関、石川県司法書士会、(一社)石川県構造物解体協会、石川県宅建協会がそれぞれの専門分野に関する個別具体的な相談に対応致しました。
 相談者それぞれが切実な悩みを抱えており、個別相談を通じて少しでも解決の糸口が見えてきていたなら幸いです。

 石川県宅建協会では、今後もより良い住環境の形成を目指し、地域行政や各専門士団体の皆様と連携して、空き家対策に取り組んで参ります。
 また、石川県宅建協会では、石川県の要請を受け、「石川県空き家総合相談窓口」を開設致しておりますので、空き家問題でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。
 (月~金、9:00~17:00 TEL:0120-424-425)

◆セミナーの流れ
  13:30 開会 主催者 挨拶

  ~ 第一部 空き家対策セミナー ~
  13:35 空き家に関する相談事例〔石川県宅建協会〕
  13:55 空き家を取り巻く法律問題〔石川県司法書士会〕
  15:00 空き家対策に関する個別相談会

  ~ 第二部 住宅耐震セミナー ~
  15:00 住宅の耐震化について〔石川県土木部建築住宅課〕
  15:30 リフォーム融資のご案内〔住宅金融支援機構北陸支店〕
  15:35 住宅耐震に関する個別相談会

 ◆掲載紙
  令和元年7月29日(月)北陸中日新聞朝刊第14面、北國新聞朝刊第23面